雑多に色々書くところ

ゲームやら本やら

2018/07/06

あさのあつこ著『ガールズ・ブルー』

 

久々に読み返した。中学生のときに出会って、ずっと手元に置き続けている大切な一冊だ。

中学生の時には「高校生」に憧れながら読み、高校生のときには、自分を彼女たちに重ね合わせて読んでいた。受験の支えにもなった。

 

今読んで、彼女たちの眩しさに寂しさを感じた。彼女たちはただ自分の思ったことを思ったように話し、「アオハルしたい!」と思って行動してるわけじゃないんだろうけど、それが眩しい。何気ない会話をする彼女たちの騒がしさが羨ましい。何が今の自分と違うんだろう?純粋に彼女たちとの時間を楽しめなくなったのは、私がつまらなくなってしまった証拠なんだろうか。ありきたりな言葉では形容したくないけれど、本の中に表されているのは「青春のきらめき」のような気がした。

 

等身大の彼女たちに、人間とどう接したらいいかのヒントを求めて読んでみたけれど、分からないことが増えるばかりだった。